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混植栽培に向けて

 3月に入りましたが、昨日は気温も下がって、風も強く吹き荒れた天気になりました。一昨日までの暖かさから、一転して肌寒いような気候になりました。本格的な暖かさには、もう少し時を要するような感じがしています。

 

前々回紹介しました福岡正信さんの著書’わら一本の革命’を読む中で、自然農の一つのポイントになるのではないか!ということを一点気付きましたのでご紹介します。今日のタイトルは’混植栽培に向けて’です。

hideやんの自然循環栽培のベースでもある炭素循環農法、ソニーさん推奨の協生農法、福岡さんの自然農法、これら全てに共通するのが混植栽培であることがわかりました。

 

■混植栽培とは

一言でいえば、圃場で栽培される作物を途切れることなく植え付けるようにすることです。具体的には、前作物の収穫前に、次作物の播種なり、苗を植え付けるようにします。元々、協生農法は、同時に色々な野菜の種を播種する混植栽培が基本になっています。福岡さんも米麦同時混植栽培というやり方をしています。稲刈りの前に、クローバーや麦の種を蒔いておき、麦踏みをしながら稲刈りをする。稲刈り後、稲の種籾を粘土団子にして蒔く。麦の収穫時には稲の苗を踏むことになりますが、後に回復するらしいです。イメージ的には、圃場を遊ばせることなく、連続して作付することが、自然農では肝要なことだとhideやんは認識しました。


■葉生姜の植付

 早速、混植栽培を実践するべく、前に紹介した葉生姜を植え付けました。量的にも少ないので、ニンニク、ソラマメ、ニンジンが育っているこの狭い区画の各畝に、二条植えしました。ちなみに、葉生姜の種は、普通一般の生姜と比べるととても小さいです。茎葉を食べますので、根茎は小さくても構わないわけですね。


■種生姜の保存法など

 以前、ネットで種生姜の保存方法について調べたことがありますが、籾殻を使い地中に保存する方法が紹介されていました。米を作ってないので籾殻が入手できないために、ススキを代用しています。一昨年は、ネットで紹介されていた方法を模して、穴を掘って土中に保存していたのですが、昨年は、省力化のため、地上にススキを敷き、その上に種生姜を接触させないようにおき、その上にススキを乗せておきました。

生姜は、乾燥と低温を嫌いますが、徳之島の気候では、この方法でも十分だと思います。(気温が下がっても腐敗することはないと思います)写真のように、周りから草が覆うように伸びて来ています。

 

混植栽培のことを考えると、生姜収穫時に、すぐ種生姜を植え付けるという手もありと考えています。保存作業も不要となりますので、来年はやってみたいです。


■生姜栽培時の畝幅

 写真の区画は、以前生姜を植え付けていた区画です。自然栽培の生姜は、茎が太く、葉が長くなる傾向があります。ですので、畝幅は1メートル取っています。狭すぎると、間に入って作業するのがきつくなります。右から2番目の畝には、連作試験栽培のため、今年も生姜を植え付ける予定です。


■越冬野菜の植付

越冬野菜播種のための粘土団子作戦が遅れていますので、市販のピーマンとナスの苗を買ってきて植え付けました。早めに、粘土団子作戦もやらないと!他の作業もあるので、プライオリティをどう決めるのか、頭を悩ませています。


最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)