日々是閃きのままに!

自然と宇宙の妙味を探求します!

タンカンの剪定作業

 3月になって、暑かった2月よりも気温が下がり季節が逆戻りしたような感じがしている今日この頃です。タンカン収穫後の剪定作業も先日終わったところです。今迄、自然栽培に切り替えてから、本格的な剪定作業はやってなかったのですが、理由があって今年からやることにしました。

 

タンカンの花です。開花は初夏(4~6月頃)にピークを迎えますが暖冬のせいか、すでに蕾や新芽が出てきています。毎年、花が満開になると、独特の香りが畑一面に広がりhideやんにとっては癒しタイムになります。


柑橘 すす病
==========

 昨年、みかんサビダニ病防除のため、夏場の土壌乾燥対策として雑草を伸ばし放題にしてきたことは前に紹介しました。その効果があったのか、みかんサビダニ病は前年より抑え込むことができましたが、今年はすす病の害が発生しました。全体に広がることはなく、一部だけで済んだので良かったのですが、来年に向けて対策をすることにしました。

 これが今回発見された、柑橘すす病です。名前の通り、黒いすすのようなものが、葉に付着しています。以下、すす病についてネットからの情報を引用しました。
----------------------------------------------------
柑橘類のすす病の原因
①すす病の原因は、Capnodium salicinumなどの「糸状菌」です。
②害虫による排泄物が原因で、空気中に含まれている菌が繁殖する腐生性での発病が多く見られます。

すす病は糸状菌原因で発生する病害なので、
①日照時間が少なく湿度が高い時期に進行しやすいのが特徴です。

②雑草が繁茂している時期も害虫が多発しやすいことから、発病のリスクは高まります。
---------------------------------------------------

文章の通り、みかんサビダニ病予防のために、雑草を伸ばし放題にしたことが、すす病発生の原因になっていたことが判明しました。

 

今回、すす病発生状況を詳細に調べてみると、ひとつの発見がありました。発生している枝葉は、全て伸び過ぎていることが分かりました。その枝は、他の枝と絡まり陽も当らない環境になっていました。

剪定の目的は、葉に陽光が万遍なく当たるようにして、風通しを良くすることだと聞いています。すす病対策のためには、剪定作業が不可欠ではないかと判断しました。

 

こんな感じで、混みあっている枝を間引き剪定して、すっきりとした枝作りになりました。後は、樹勢が回復して新芽・花芽が沢山出て来ることを期待したいと思います。雑草は、今年も伸ばし放題にしますので、来年のすす病発症結果を注目したいです。

 


果樹化野菜作り
===========

 そろそろ夏野菜の苗も販売される季節になりました。一昨年から、亜熱帯気候の強みを活かすべく、栽培リスクを無くし、早期収穫実現のために、越冬野菜作りにチャレンジしてきました。また、昨年は、キャベツの越夏も確認されました。今後は、同じ仲間のブロッコリーの越夏も期待できそうな状況になってきました。

これらを統括する名称が無かったので、今後は’果樹化野菜作り’と呼ぶことに決めました。


■ナスの越冬に向けて

 ネット検索で、ナス栽培のネックは、土壌の物理性(重粘土質)にあることを知りましたので、今回’果樹化野菜栽培’のための畝をテスト的に作りました。

こんな感じで、畝の廻りに排水路を掘り、大粒のぼら土を敷き詰めました。手前の方が低いので、左右の水は下のほうへ流れて行きます。ぼら土は、軽石で、たくさんの細かい穴が開いていることから、水はけがよい性質を持っているらしいです。

畝には、ぼら土の小粒を入れて混ぜ込みました。触感的にもかなりさらさら感が出て、物理性もかなり改善されているような感じになりました。この畝にはナス3本と、間にキャベツ、ブロッコリーを混植する予定でいます。(テスト畝は他にも3箇所作りました)

残る問題点は、ナスのバッタによる食害と、キャベツ・ブロッコリーのモンシロチョウ対策です。これらは、実際にその時点で有効な対策を考えたいと思っています。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)