日々是閃きのままに!

自然と宇宙の妙味を探求します!

’あるがまま’放任栽培

 4月に入り雨の降る日が多くなりました。今日も、朝から降ったり止んだりの天気です。菜種梅雨から、一気に梅雨に入ったような感じがしています。最近起こっている異常な気象状況から考えると、ありえないことではないような気もしています。

 ただ、多くの植物は新緑に芽吹いていて、一年を通して最もいい季節になってることは想像できます。

 

 2年目を迎えた真菰です。昨年は一つの株から成長して、収穫後の株からは、新しい沢山の株が出ました。全ての株を成長させるのは難しいので、先日間引き処理作業をしました。太くて成長が見込めそうな株だけを残し、残りは取り除きました。

取り除いた株は、真菰の根元に置くことで、自然に返すようにしました。およそ、5~6本くらい残りましたが、今後の様子をみて再間引きの判断をしたいと思っています。今年も勉強の年です。


 久し振りにマンゴーの話をします。今年は、花芽が殆ど出ていないので、観察の年にすることを前の記事に書きました。その中で、新しい発見がありましたので、ご紹介します。このブログで紹介していますように、遊び心農園内で育てているマンゴーは、アーウィン、キンコー、キーツという3種類のマンゴーです。キーツは苗を購入して、今年で確か4年目になると思います。

これがキーツマンゴーです。キンコーと同様グリーンマンゴーとも呼ばれます。完熟する前に収穫しその後追熟させることで、食べ頃になります。昨年は、初めて結実して一個だけ収穫できました。今年は、花が満開になりましたので、数個は期待している所です。まだ成長段階なので、今後も無理させることなく育てて行きたいと思っています。


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個性の違い
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 今年は、アーウィン、キンコーとも殆ど新芽ばかりが出ています。キンコーの場合、花芽は全く出ていません。その様子を観察すると、違いがあることに気付いたのです。

 

これがアーウィンの様子です。枝先に新芽が数多く出ていますが、その枝の元にあった葉は、黄色く変色して枯れて落葉しています。赤い丸印の葉は、徐々に黄色くなって落ちてしまいます。これが、新陳代謝と呼ばれるものだと思われます。閃いた言葉だったので、ネットで調べてみました。

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新陳代謝:古いものが次第になくなって、新しいものがそれと入れ代わること。
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ということらしいです。マンゴーの場合は、新しい新芽(葉)が出て古い葉が落ちているように見えますが、結果的には同じことだと思います。

 

これらのことから、アーウィンは自然のリズムに添って成長しているような感じですので、このまま’あるがまま’の状態で、放任栽培することにしました。ただ、雨除け屋根まで伸びた枝だけは、剪定する必要はありますが・・・。

 

キンコ―マンゴーの様子です。アーウィンと比較すると、新芽が出ている枝は、根元から葉が茂ったままです。枝も伸び放題状態なので上に伸び過ぎないように紐で固定しています。

キンコーマンゴーは、樹勢が強すぎて、中々生殖成長状態に持って行くのが難しい品種ではないかと思われます。放任栽培では、枝が伸び過ぎ、新しい枝も多く出てしまって栽培はできないような気がします。効果的な剪定を主体にした、管理栽培をする必要がありそうです。今後の栽培計画(案)は、後日紹介したいと思います。


 前々回のマンゴーの記事で、慣行農法のマンゴーは枝が揃えられ花が満開の状態になっていることを紹介しました。その後、時間が経つにつれ、そのような栽培は本当にhideやんが目指すべき方向性ではないことに気付きました。

 

今後とも、全ての作物を可能な限り’あるがまま’の放任栽培を実践し、栽培コストを極力抑え、尚且つ付加価値の高い農産物の生産を目指していきたいと思っています。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)