日々是閃きのままに!

自然と宇宙の妙味を探求します!

ジャガイモの収穫

 2月末頃から雨の降る日が多くなり、集落固有水道の断水もやっと解消されました。約3か月半にわたる断水でした。この先も、降水量の低下で再び断水状態になる可能性が高いのでは!と思っています。

昨今、世界的にも先の見えない環境変化が予測される中にあっては、変化に迅速に対応(心の準備も含めて)できるようにすることの重要性がより高まって来ているように感じています。


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ジャガイモの特質
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 徳之島では、温暖な気候を活かした早出しのジャガイモ栽培が盛んで’春一番’というブランド名で出荷されています。食された方には分かると思いますが、この新ジャガの味がとても美味なのです。(もちろん主観的なものですが・・・)Uターンした当初、この味に惹かれてジャガイモ栽培農家になろうかな~とも思ったくらいなんです。

 昨年生姜収穫後に植え付けたジャガイモを、先日収穫しました。写真は、収穫前の成長段階のものです。実際のジャガイモの収穫は、茎葉が枯れかかった頃を見計らって行います。来年以降も、栽培を継続していく予定なので、テスト的に肥沃度の異なる色々な区画に植え付け、ジャガイモについて特質を調べてみました。

 

収穫後の様子です。まず、収穫量の話からします。今迄に、一般的な慣行農法で栽培されたジャガイモの収穫作業を、何度か経験したことがあります。ですので、それと比較した結果を防備録としてまとめ、今後のジャガイモ栽培に活かせるようにするのがねらいです。

 

■収穫量は約半分以下!
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ジャガイモの栽培も生姜同様に、追肥・土寄せなしで栽培しました。葉や茎の成長が順調だったのでそういう判断をしました。結果、収穫量は慣行農法の約半分以下しかありませんでした。前に紹介した耕作放棄地に植え付けたジャガイモが生育不良になったことが理解できます。肥沃度の低い圃場では、葉や茎の成長さえも、難しい作物のようです。

 

収穫量の少なさと、もう一点気付いたことはジャガイモの横に混植したタマネギの成長が他と比べて遅れていることです。ジャガイモの葉による陽光不足に関してはフォローしましたので、養分の少なさが要因のように思います。土壌養分(肥料成分)の多くは、ジャガイモの成長へ行ってしまったような感じです。このことからも、ジャガイモが如何に養分を欲しがる作物であるかが納得できます。


自然農法に関して
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この植え付け圃場は、重粘土質土壌だったので病気が出やすいのではないかと不安がありましたが、これに反して’そうか病’が殆ど出なかったことに驚いています。収穫前は雨が降って、条件は最悪だったのですが、微生物環境の良さが幸いしたように思っています。

 

■来年以降にフォローすべきこと
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①農園内で一番肥沃度の高い区画に植え付ける
追肥(自然農では補いと呼ぶらしい)をする
③生姜やジャガイモは混植しない

比較のために、他の区画にも植えてありますので、その結果も踏まえて、来年度の植え付けの参考にしたいと思っています。

 

農園内の他の植物の成長の様子を紹介します。一昨年は、失敗に終わった自然放任栽培のパッションフルーツも順調に成長しています。植え付けた4本共に、誘引のための竹に巻き付いて蔓を伸ばしています。来年以降の収穫が楽しみです。周辺樹々の枝剪定作業が残っています。パッションの成長に支障が出ることがないような枝剪定をする必要があります。

 

昨年、一株から植え付けた真菰は、一年を経てこんなに沢山の株を出しています。全部成長させると大変な量になりますので、何本か残して間引きする必要もありそうです。今のところ、5本位を残すように考えています。難しい問題でもないと思いますので、いつものように閃きでやることにします。


最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)