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原点回帰第二弾

 昨年、ライチの開花時期に降る雨のことを菜種梅雨と呼ぶことを初めて知りました。徳之島ではここ数日、菜種梅雨の走りらしく雨の日が続いています。そろそろライチが開花しますので、気を揉んでいるところです。

 

毎年2月に入ると、タンカンの収穫が始まります。昨年は、自然栽培に取り組んで初めてみかんサビダニ病を経験しました。原因を推測して対応した結果、今年の発生を抑えることができました。それでも100%ではありません。樹勢の弱いタンカンは果実のサイズが小さくなり、サビダニ病も出やすいのです。そもそも、タンカン樹々自体に個性があり、植え付けられたエリアの土壌環境も異なるので、自然栽培では一様に栽培することの難しさを感じています。これからも、きめ細かい観察を通して対応していくことが大切だと思っています。

*みかんサビダニ病については、昨年の1月に記事をアップしています。興味のある方は、参考にしてください。

 

この写真は、昨年10月頃の様子です。過去の経験から、サビダニ病の一つの原因は夏場の乾燥にあるように思います。ですので、毎年梅雨以降は一切草を刈らずこのような畑にしています。また、この圃場の近くを川が流れているためだと思うのですが、他とは土質が全く異なり、砂質になっていて乾燥に弱いこともあるためです。


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原点回帰第二弾
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 hideやんが耕作放棄地を開墾して新規にタンカンを植え付けた圃場です。この農法の原点は、福岡正信さんの著書「わら一本の革命」を参考に実践しています。

昨年、何年か振りに著書を読み、原点回帰することを記事にしてアップしました。第一弾として、粘土団子に挑戦しましたが、ものの見事に失敗しました。今、冷静に判断すると失敗要因も理解できました。’下手な鉄砲も何とか’という諺もありますので、これからも誰もやらないと思うような’ユニークで面白いこと’にチャレンジし続けたいです。

 

写真は、ネットで購入した白クローバです。福岡さんの著書で肥沃度アップのために、クローバの播種を推奨されています。過去、何度かやってみたのですが、芽は出ても根付いてくれず、ここ2~3年はやってなかったのです。植え付けたタンカンは、枯れるまではいかないのですが、恐らく圃場肥沃度の問題でしょう、樹勢が弱い状態のままなのです。

 

今年、原点回帰第二弾として、白クローバ播種が閃いたのです。早速、先日から作業を始め、昨日完了しました。白クローバは、湿度を嫌う性質があるらしいので、重粘土質土壌には不利な環境ではあると思われます。ですので、来年度以降も継続してやることにしました。尚、播種範囲は根圏(写真のオレンジ丸部分)内だけです。

 

元々、この耕作放棄地はこのメダケ(女竹)がぎっしり生えていてそれを除去して、開墾しました。ですので、いまでも圃場周囲にはこのようにメダケが残っています。炭素循環農法では、有機物を微生物の餌として圃場に入れるのがベースですので、この夏はこれを活かすべく、刈り取って畑に入れることにしました。圃場肥沃度のアップにつながることを期待したいです。


最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)