日々是閃きのままに!

自然と宇宙の妙味を探求します!

原点回帰

 全国的に寒気に見舞われ、寒くなっているようです。来週には、3月になりますので、この冬最後の冷え込みとなるのではないでしょうか!。この寒さも、マンゴーにとってはストレスとなり、花芽が増える要因になってくれるよう!期待しているところです。

 

 この本、hideやんが自然農に目覚めるきっかけを作ってくれた福岡正信さんの著書です。発行が、1975(S50)年になっています。最近、ふっと読みたくなったので読んでみました。読んだ感想はというと、福岡さん提唱の自然農は、hideやんがやってる栽培法より、凄く次元の高いところにあるな~という印象を持ちました。この本は、自然農法だけでなく、食の問題や環境問題についても核心をついた内容が書かれています。是非、ご一読をお薦めします。色々な面で参考になると思います。

 

Uターン後、当初は福岡さんの自然農にトライした記憶があります。ですが中々うまく行かず、試行錯誤する中で、炭素循環農法を知りました。うまく行かなかった大きな要因は、遊び心農園独自の土壌の特異性(強粘土質)や亜熱帯気候という外的な条件の把握・認識が足りなかったのでは?と思っています。最近は、独自の自然循環栽培でそれなりの成果を出せるようになりましたので、再度、福岡さんの自然農へ回帰したいと思い、今日のテーマにして紹介します。

 前に、強みを活かす・伸ばすという記事を書きましたが、hideやん自身の強みは’拘りがない自由な思考ができる’ところにあると思っています。ですのでいつも、閃いた面白そうなことを優先してやっています。人生を生きて行く中で一番大切なことは、色々なことを’体験する’ことと’感情を味わう’ことらしいです。もちろん、感情にはプラスもマイナスもあります。特に、マイナスの感情を逃げずに味わうことがとても重要なんだそうです。

 

粘土団子と越冬野菜作り

 最近、福岡さんの著書を読む中で、以前紹介した、亜熱帯気候を活かした越冬野菜作りを粘土団子方式でやれば、面白く成功する確率が高くなるのではないかと閃いたのです。粘土団子とは、福岡さんが考案したとってもユニークな播種法なんです。参考に粘土団子について、調べてみました。以下、ネット記事からの引用です。
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福岡正信氏が考案した方法です。 粘土質の土を水と一緒に練り上げ、団子状にした中に品種の異なる複数の植物の種を入れて、乾いた大地に蒔きます。 その後、時間の経過と共に、発芽した植物の種はゆっくり大地を覆いつくします。
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福岡さんは、海外で草木が何も生えていないところに、粘土団子を蒔いて緑に変えた実績があるらしく、海外ではとても有名な方なんです。

 

実際の粘土団子です。粘土団子の特徴は、団子が蒔かれて落ちたその場所で、中に含まれている複数の種の中で、一番その地にあった種が発芽して成長する点にあります。

 

■遊び心農園の越冬野菜作り計画(案)

●目標とする野菜  :ピーマン・ナス・オクラ
●品種数      :ピーマン2種・ナス2種・オクラ1種
●種数 (団子1個)  : 各種2個ずつ 計 6個

現在、遊び心農園は、生姜などを植え付けている耕起区画、ソニーさん推奨の協生農法不耕起区画の二つで野菜栽培をやっています。

 

■雑草の多様性=微生物の多様性

 これは、コーヒーの樹の根元の雑草の様子です。春も近くなり、クローバやヨモギが勢いを増してきました。特にクローバーは根粒菌による窒素固定作用があり、畑の肥沃度アップに貢献してくれます。画面をアップして見てもらえれば分かりますが、実に多くの雑草を発見することができます。このような多様な雑草が微生物の多様性をもたらし圃場の肥沃度のアップに繋がります。この時期だけ確認できるチェックポイントになります。

今回の、原点回帰の一環として、上記の区画にも粘土団子を蒔いてその肥沃度を確認してみてみたいと思っています。耕起区画、ソニーさんの協生農法区画に合わせて3区画で粘土団子を蒔く計画を立てました。もちろん、越冬野菜ですので、管理しやすいように蒔く間隔は、3~40センチにする必要があります。3月になり、気温も上昇した時点で行う予定です。結果は、再度報告いたします。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)