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パッション自然放任栽培

 朝から雨が降って、気温も上がらず、朝の気温から下がり続けて、室内は17℃になっています。小雨の間に、昨年、挿し木しておいたパッションフルーツ苗を4本植え付けました。苗といっても葉はなく、挿し木元が発根状態になってるだけのものですが・・・。今年から、初めて挑戦する取り組みを紹介したいと思います。

これが、パッションフルーツの花と果実です。熟すと、果実の果皮が緑から紫に変わり自然落下します。もっとも、熟した果皮の色は品種によって変わってくるようです。パッションフルーツ、日本名はクダモノトケイソーと呼ばれています。確か、ブラジルが原産地ではなかったかと思います。本土でもハウスで栽培されている方がおられるようです。

熱帯果樹といっても、蔓性ですので成長するとこのような状態になります。パッションフルーツは、熱帯性なので5℃以下では、枯死してしまうと言われていますが、成長力が旺盛で、どこまでも蔓を伸ばし成長していきます。普通の樹木などは、この蔓に絡まれたら最後、きっと陽が当たらなくなり枯れてしまうことでしょう。

 

徳之島では、ハウスを使い毎年苗を植え替えて栽培しています。成長が早いので一年で収穫が可能なのです。また、ハウスの場合、降雨による病気が予防出来てきれいな果実を収穫できるメリットもあります。hideやんは、Uターンしてから丸パイプで棚を作り露地栽培をしたことがあります。今はやってませんが、その時の経験を活かして今回の新しい取り組みに再チャレンジすることにしたのです。

露地(連作)でのパッションフルーツ栽培の課題は、旺盛な成長力で伸びる蔓の新陳代謝の高さにあります。伸びる蔓の下には、枯れた蔓が層をなして堆積するのです。棚にして、一年でも経過したなら、蔓の下の枯れた蔓の厚さは10センチ以上にはなってしまうと思います。このことに、結構労力を費やされるのです。

 

このようなパッションフルーツの特性を考慮して新しい栽培方法に挑戦することにしました。

①成長力を抑えるために無肥料にする(自然循環栽培)
②コスト削減のために棚は作らず、圃場周辺の樹木に蔓を伸ばして放任栽培をする 
③枯れた蔓は、樹木上で自然消滅させる(無肥料であるため成長力が抑えられ、枯死蔓の発生も抑えられる?と予想される)

今日植え付けたパッション苗の様子です。気温が低いのでペットボトルで保温状態にしています。全部で4本植えました。

周辺の樹木の様子です。蔓が伸びてきたら、竹でも使って樹木の方へ誘引してやる必要があります。また、樹木の方も剪定して、蔓が伸び易いようにする必要もあります。

 

パッションフルーツは、適度な酸味と独特の香りが特長的な果実です。果肉が少なくて種が多いのが欠点ですが、夏バテ予防には、ニガウリと同じ位効果があります。来年には収穫ができるのではないかと予想していますが・・・。後は、自然に任せて成長を見守っていきたいと思っています。今後の様子は、逐次報告することにします。

最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)