今朝の徳之島の天気は曇り時々雨です。今日からゴールデンウィークということで、ニュースをみていますと、海外へ旅行される方もたくさんおられるようです。hideやんは、還暦もとっくに過ぎましたので365日がゴールデンウィークのようなものです。健康で、好きなことをやりたいようにやれる今の幸せに感謝したいと思います。本当にあり難いことだな~と思っています。
開花状態にあった金煌マンゴーに実がつき始めました。大きいものはピーナッツくらいの大きさになっています。前にも書きましたが、5年振りの開花なんです。うまく収穫できるようにやっていきたいと思っています。今日の、タイトルは’幻の金煌マンゴー’です。
一番最初に雨除け屋根を作った時に、最初の年に一度だけ収穫したことがあります。その時に感じたことは2点です。
①裂果する果実が多かった
②アーウィンより美味だった
この2点が印象に残っています。知り合いにも栽培している人がいますが、口を揃えて裂果のことを指摘していました。金煌マンゴーの開花以来、ず~と裂果の発生原因や金煌マンゴーのことをネットを使って調べてきましたので、今回はブログを通してまとめ報告をしたいと思います。
金煌マンゴーの特徴(宮古島の生産農家さんから)
①栽培が難しい
②2年に1度しか実を付けない(幻のマンゴーの所以)
*経営的には、アーウィンやキーツマンゴーを栽培した方が効率が良い(毎年収穫が可 能なため)
ということらしいです。サイトでは、他の方も栽培が難しいとい指摘をされている方がおられました。おそらく、裂果や収穫時期の判断などの難しさが要因ではないかと思われます。金煌マンゴーやキーツマンゴーはグリーンマンゴーとも呼ばれ、緑色の内に収穫して追熟させて食べるマンゴーなのです。
ただ、隔年開花について、遊び心農園には別圃場に雨除けなしで放任栽培している金煌マンゴーがあるのですが、毎年花は咲いていたような気がしています。来年、再度確認してみることにします。
■裂果に関する調査結果
①金煌マンゴーの裂果に関して、直接的な裂果症状解決策の記述は無かった
②紹介されていた裂果事例の作物
マンゴー、スイカ、梨、トマト、リンゴ、ミカン
③主要な原因と考えられもの
(a)水分
大雨などによる急激な水分供給で、果実内の個々の細胞が膨張するために果皮が裂けてしまう
・スイカは、着果してから水を多く与えてしまうことで、果実部分が急激に育ってしま う
(b)直射日光
強い直射日光を浴びることで、果皮が硬くなることがある
(まだ実が小さいうちにその傾向が強いのがスイカ)
(c)気温
マンゴーの場合、20度以下に下がると裂果発生の可能性がある
他に、マンゴーに関して
・雨の翌日晴天時に発生しやすい
・不思議なことに1本の枝に2個ついている1個に裂果が発生する
などの指摘が掲載されていました。
■考察と対策など
裂果は、グリーンマンゴー(金煌、キーツ)で多く発生しているようです。調査した全ての作物で指摘されている一番の共通原因は、水分でした。ただ、マンゴーの場合、ハウス栽培であり、人為的に水量をコントロールしているために降雨等の原因は低いように思います。
結果、残された原因の中で考えらるものは直射日光で、マンゴーの果皮が硬直化するのが要因ではないかと結論付けました。
今年は、梅雨明けからの強い直射日光を当てないように早めの袋がけをする対策をしてみたいと思っています。この対策でも裂果が起きるようであれば、さらに来年度は新しい対策を考える必要があります。
■残された課題として
収穫時期のタイミングと追熟期間などの情報をまとめる必要があります。今年こそ、美味しい金煌マンゴーを思う存分食べてみたいものです。これが、農家の究極の贅沢といえるやつですね!
最後までお読み頂きありがとうございました。
by hideやん(記)