日々是閃きのままに!

自然と宇宙の妙味を探求します!

マンゴー・生姜への灌水

 今朝の遊び心農園の空です。梅雨明け以降、雨が降らず水不足が心配な気候になってきています。本日早朝のヤフーニュースには、

●福岡・佐賀・大分に線状降水帯
●島根で大雨被害崖崩れや断水

というタイトルが載っていました。雨が欲しい地域もあれば、災害をも引き起こしかねない位降ってしまう地域もあります。時代が変わる過渡期に入っているためだという情報もあります。これからは、気候だけでなく、人間の身体や、周りの環境にも不調や変化が出易くなる傾向が続くようです。最近、そんな感じしていませんか?大切なことは、不調や変化に対し逃げずに受け入れ、対処(原因を考察して理解)することだと思っています。

 

hideやんのやることは、いつも閃きでやっています。暑さによる乾燥が気になって、マンゴーと生姜へ灌水をしました。粘土質土壌で草マルチをしていても、土の中は乾燥気味でした。炭素循環農法では、水をやらないことが原則になっていますが、hideやんは水分を好む作物には灌水するようにしています。今年は、生姜の連作栽培をやってますので、例年以上に配慮してやっていきたいと思っています。

 

■植物の個性(性質)のことなど

遊び心農園では色々な作物が植えられていますが、それぞれ個性(性質)を持っています。上手に育てるためには、それを考慮した栽培をする必要があると思います。科学的というよりも、あくまでも今迄の自然栽培を通して感覚的に感じた考察であることをご理解ください。

今現在、実を付けているパイナップルです。このパイナップルは、マンゴー、スモモなどとは対極にある作物のような気がします。何が対極かと言うと、吸肥力の面でです。このパイナップルや徳之島の基幹作物であるサトウキビなどは、吸肥力が弱く成長には沢山の栄養素(=肥料)を必要とします。ですので昨年、よく陽の当る肥沃度の高い(と思われる)場所に移植しました。このような性質から、パイナップルやサトウキビは慣行農法によって化学肥料を使った栽培に適した作物ではないかと思っています。

遊び心農園は、自然循環栽培の肥沃度向上のために、全ての果樹の根元に毎日微生物の餌として順番に’生ゴミ’を入れ分解させて栄養素の供給源にしています。この取り組みは20年近くやってます。

このパイナップルの対極にある、マンゴー、スモモは吸肥力が強いため、圃場が養分過多になると葉が茂りすぎ、花が咲かず果実が着きにくくなるのではないかと思っています。どっちかと言えば、慣行農法よりも自然栽培向きの作物のような気がしています。

 

■金煌マンゴー自然落下の続き

ネットで調査する中で、自然落下という表現は使用されず、生理落下と呼んでいるようなので今後は生理落下という表現を使っていくことにします。

ネットで調べたら、生理落果の原因として下記の記事がありました。
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①新葉との競合で、光合成産物(炭水化物)が不足する。
 春になると新しい芽が出て、展葉します。この新しい葉はまだ光合成能力は低く、旧葉で作られた炭水化物を消費する存在で、果実と取り合いをしてぶんどってしまうのです。

生理落果は、新梢と果実の養分の競合により発生します。そこに合わせて、高温や乾燥、日照不足などの条件が重なりより助長されます。
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という情報がありましたので、早速新芽(新梢)を剪定して全て無くしました。これが分かっていれば、早めに処理でき生理落下が防げたのかもしれませんが・・・、これも勉強の一つでしょう。

剪定後、こんな感じになりました。金煌マンゴーに対し今年は勉強の年ですので色々なことを試して来年に繋げたいです。

 

キウイの植付場所が、迷いに迷ってやっと決まりましたので定植しました。まだ新芽も出ていないので、棚作りはしばらく後にしたいと思っています。どのような発見があるのか、新しい作物には苦労すること以上にワクワクさせてもらえる楽しみもあるように感じています。

最後までお読み頂きありがとうございました。
by  hideやん(記)